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H26編成
H26 編成  製造1990. 9  京浜東北線から転入
 1993年に京浜東北線から横浜線へ7連で転入した編成です。サハ204は他編成と同時期に組み込まれています。
 横浜線に転属する際、他線区との転配属の都合上、新造のサハ205-232を5号車に組み込んで組成を行いました。同時にこの車両は205系基本番台としは最終製造車となり、様々な特徴が見られました。
 (2014.1.27 運用離脱)

 最終重要部検査 −4年又は60万kmを越えない範囲

24-10

 最終全般検査  −8年を越えない範囲

21-07

←八王子
8 クハ205
PS33E <
7 モハ205
_
6 モハ204
_
5 サハ205
PS33E <
4 モハ205
_
3 モハ204
6扉車
2 サハ204
→東神奈川
1 クハ204

編 成

205-136

205-367

204-367

205-232

205-369

204-369

204-126

204-136

製造年
製造所

1990.9
川崎重工

1990.9
川崎重工

1990.9
川崎重工

1993.2
川崎重工

1990.9
川崎重工

1990.9
川崎重工

1994.11
近畿車輌

1990.9
川崎重工

定員(座席定員)

136(48)

144(54)

144(54)

144(54)

144(54)

144(54)

157(30)

136(48)

自 重

25.8

32.5

34.4

23.6

32.5

34.4

25.0

25.8

台 車

TR235

DT50

DT50

TR235

DT50

DT50

TR246E

TR235

客室カーテン

寒色

寒色

寒色

寒色

寒色

寒色

暖色

寒色

冷房装置

AU75G2M

AU75GM

AU75GS

AU75GM

AU75G2M

AU75GM

AU722

AU75G2M

通風器

灰色/銀留め

灰色/銀留め

灰色/銀留め

銀色/銀留め

灰色/銀留め

灰色/銀留め

銀色/銀留め

灰色/銀留め

 ◆運転台まわり
通常編成の運転台まわり
H26編成の運転台まわり
 埼京線新製投入車より運転台に簡易モニターが設置され、架線電圧計は左上に移設されています。
 H26編成の運転台には今もなおモニターが設置されており、横浜線に転属してからも8両分に絞って稼働し続けています。
 モニターには各車両のドア開閉状態表示のほか、非常通報の有無、主回路関係の異常を表示することができます。
 ◆保安装置表記
通常編成の保安装置表記
H26編成の保安装置表記
 横浜線205系の保安装置表記は、導入当初ATS-B・ATC-6形でしたが、ATS-Bが廃止、ATS-Pに置き換えられた現在では写真左のような[P][C]となっています。(現在はATS-P、D-ATCを使用)
 ところが、H26編成では未だに[B]の表記が残されています。
 ◆荷物棚の形状
通常編成の荷物棚
H26編成の荷物棚
 横浜線以降の新製投入線区ではパイプ式の荷棚を採用しており、荷棚には留め具が付いています。
 埼京線新製投入車以降は両端からパイプが飛び出さないタイプとなっているため、両端に留め具は無く、シンプルな外観となっています。
 ◆ドアレールの形状
通常編成のドアレール
H26編成のドアレール
 一般的なドアレールは3つに分割されているのに対し、京浜東北線グループのH26編成にはドアレールの切れ目がなく、一本になっています。
 また、横浜線ではH26編成のみ「はじき金具」が設置されています。
 ◆側引戸窓押さえ
通常編成の側引戸窓まわり
H26編成の側引戸窓まわり
 H26編成の側引戸窓押さえはステンレス製とないっていて、従来のアルミ押さえより薄く、角ばった形状となっています。
 また、「リベット」が無いなど、全体的にシンプルな外観となっています。
 ◆床材接合部
通常編成の床まわり
H26編成の床まわり
 乗降部の滑り止めは同じですが、床と側面の接合部分が従来の金属板から樹脂製のものに変更されています。
 また、非常用ドアコックにシールが追加されているのも特徴的です。 
 ◆貫通扉
通常編成の貫通扉
H26編成の貫通扉
 H26編成の貫通扉には、正面にガイドが取り付けられています。
 ◆側面窓の窓枠
H1〜H7編成
H8〜H25編成
H26編成
 H27・H28編成およびH1〜H7編成(初期投入車)とH8編成以降では、客室窓の外側に取っ手がついているか否かという違いのほか、車内の窓枠にも違いがあります。
 H26編成では、窓枠上部はH8編成以降と同等のデザインであるものの、横のデザインが異なっています。
 ◆点検蓋の有無
通常編成の車端部(6号車)
H26編成の車端部(6号車) 
 京浜東北線205系の中でも後期投入車である元ウラ5編成(クハ204-136以下)は、京葉線205系のマイナーチェンジを受け継ぎ、電動車に点検蓋がありません。
 ◆製造銘板
一般的な製造銘板(川崎重工)
H26編成の製造銘板(川崎重工)
 川崎重工の銘板には主に3つの種類があり、横浜線205系では写真左のタイプが一般的です。(昭和末期タイプ)

>青色銘板(昭和末頃):H27・H28編成
>茶色銘板(昭和末期):H16編成までの川重製造車
>シール銘板(平成以降):H17編成以降の川重製造車
 ◆サハ205-232の特徴−ベンチレーター塗装
一般的な通風器
サハ205-232の通風器
 京浜東北線時代使用していたサハ205(218,219の2両)をすべて総武線へ転属させてしまったため、当時4M3Tの横浜線に転属させるにはサハ1両が不足となり、既に209系の製造が開始されている中、急遽川崎重工で製造されたのがサハ205-232です。
 甲種輸送は京浜東北線209系に連結させる形で行われました。
 未塗装のベンチレーターが外観上最大の特徴で、その後製造された横浜線用6扉車に継承されています。
 ◆サハ205-232の特徴−車側灯の形状
一般的な車側灯(戸閉灯)
サハ205-232の車側灯(戸閉灯)
 サハ205-232に設置されている車側灯(戸閉灯)は、従来のものとは異なる角ばったタイプで、視認性が向上されました。
 205系でこのタイプの側灯を設置しているのはこの車両のみで、編成内でも目立った存在となっています。
 ◆サハ205-232の特徴−つり革
通常編成の車内つり革
サハ205-232の車内つり革
 通常、205系のつり革は乗降口付近が三角、座席付近が丸型というように分けられていますが、サハ205-232車内のつり革は全てが三角形となっています。

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