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クハ205−海側(1-3位側)
 ◆二室空気だめ(直通予備・制御空気だめ)
 事故などで供給空気だめなどに破損が生じ、通常のブレーキ動作を行えなくなった場合に非常ブレーキをかけることができる「直通予備ブレーキ」用の空気だめと、戸閉め装置や遮断器に空気を送る「制御空気だめ」が合わさったものです。
 ◆C51形ブレーキ制御装置−BOU(Brake Operating Unit)
 空気ブレーキ用の機器や弁、コックなどをまとめたユニットです。各車両の床下に取り付けられており、送らてきたブレーキ信号に応じたブレーキを作用させます。
 T車では回生ブレーキを行わないため、M車に設けられているC50/C49形ブレーキ制御装置のような「電空変換弁」「J中継弁」の設備はなく、ブレーキ指令による電磁弁の動作は多段式中継弁に一括され、ブレーキシリンダへ空気を送り込んでいます。
 ◆ATS制御装置
 横浜線内の保安装置は、地上子から受け取った情報を元に車両自身がパターンを作成する「ATS-P型」を採用しており、先頭車の床下には車上子のほかにこのような保安装置関連の機器が置かれています。
 ◆レール塗油装置
 曲線区間や分岐器のレールに油を塗ることで、車両が通過する際に発生する車輪(フランジ)との摩擦を減らし、騒音を軽減・乗り心地を向上します。

 この機器は一部編成にのみ設置されています。
 ◆滑走検知装置
 線路が濡れているとブレーキをかけた際に車輪が線路の上で滑ってしまい、削れてしまう場合があります。これを「フラット」と言います。
 滑走検知装置では、車軸に取り付けられた速度検知器の信号を元に車輪の速度差・すべり率などを演算し、ブレーキを調節して再粘着を促します。各車両に設置されています。
 ◆車上子
 地上子からの情報を受け取ります。台車を挟んで先頭車には2つの車上子が設置されています。

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