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H28編成
H28 編成   製造1985. 9  武蔵野線から転入
 2009年に武蔵野線から横浜線へ転入した編成です。
 ヤテ15編成が京葉線に転属したのち、サハ2両を保留車として6M2Tで武蔵野線へ転属した編成が、モハユニット(-44)を保留車のサハ205で置換して横浜線のMT比(4M4T)に合わせ、横浜線へ転入しました。横浜線205系で唯一「6扉車」が存在しない編成になりました。
 (2014.8.1 運用離脱)

 最終重要部検査 −4年又は60万kmを越えない範囲

24-03

 最終全般検査  −8年を越えない範囲

21-04

←八王子
8 クハ205
PS33E <
7 モハ205
_
6 モハ204
_
5 サハ205
PS33E <
4 モハ205
_
3 モハ204
4扉車
2 サハ205
→東神奈川
1 クハ204

編 成

205-15

205-43

204-43

205-29

205-45

204-45

205-30

204-15

製造年
製造所

1985.9
川崎重工

1985.9
川崎重工

1985.9
川崎重工

1985.9
川崎重工

1985.9
川崎重工

1985.9
川崎重工

1985.9
川崎重工

1985.9
川崎重工

定員(座席定員)

136(48)

144(54)

144(54)

144(54)

144(54)

144(54)

144(54)

136(48)

自 重

25.8

32.5

34.4

23.6

32.5

34.4

23.6

25.8

台 車

TR235

DT50

DT50

TR235

DT50

DT50

TR235

TR235

客室カーテン

寒色

寒色

寒色

暖色

寒色

寒色

暖色

寒色

冷房装置

AU75GH

AU75GH

AU75G2M

AU75GM

AU75G2S

AU75GM

AU75GS○

AU75GSG2

通風器

灰色/銀留め

灰色/銀留め

灰色/銀留め

灰色/灰留め

灰色/銀留め

灰色/銀留め

灰色/灰留め

灰色/銀留め

 ◆側引戸の窓寸法
通常編成の車体側面
H28編成の車体側面
 H27編成同様、205系の初期車グループ(山手線集中投入タイプ)であるH28編成は、側引戸の窓の寸法が小さくなっています。
 登場当初は、京葉車両センター所属時代に使用していた千葉支社タイプのシールが貼りかえられることなく窓に貼られていました。

 ※現在は横浜支社のものに交換済。
 ◆梯子と帯の処理方法
H27編成の梯子と帯
H28編成の梯子と帯
 H27編成同様、横浜線の一般編成には存在しない「梯子」が先頭車乗務員室横に設置されています。
 H27編成では梯子を取り外さずに帯を貼ったものと思われますが、H28編成は帯を貼ってから梯子を取り付けたためか、帯が途切れることなく貼られています。
 ◆無線アンテナの形状
通常編成の無線アンテナ
H27・H28編成の無線アンテナ
 H27編成同様、H28編成には円形台座付きのJR無線アンテナが取り付けられており、台座の無い従来編成のタイプとは異なります。
 ◆転落防止板
通常編成の転落防止板
H28編成の転落防止板
 H27編成には転落防止板への塗装が行われているのに対して、H28編成は出場時から転落防止板への塗装がされていません。
 横浜線の205系で転落防止板が無塗装の状態なのは、H28編成のみとなっています。
 ◆編成札のデザイン
通常編成の編成札
H28編成の編成札
 H28編成に取り付けられている編成札は、その他の各編成で使用されている編成札とは異なるフォントの独特なものとなっています。
 ◆路線表示幕の有無
通常編成の前面拡大画像
H27・H28編成の前面拡大画像
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成には「路線表示幕」がありません。
 前面行先表示が3色LED化された現在、H1〜H26編成では路線表示幕を埋めた跡を確認することができます。
 当然ながら転属改造時にLED化改造が行われており、H27編成と同じく横浜線登場時からLEDとなっています。 
 ◆連結器台座の形状
通常編成の連結器台座
H27・H28編成の連結器台座
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は「連結器台座」が折れ曲がっており、通常編成(H1〜H26編成)とは異なります。
 ◆主抵抗器箱
通常編成の主抵抗器箱
H27・H28編成の主抵抗器箱
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、通常編成に比べて主抵抗器の箱の数が多くなっています。
 ◆励磁装置
通常編成の励磁装置(HS52A)
H27・H28編成の励磁装置(HS52)
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、JR化後の編成に採用された半波整流の励磁装置「HS52A形」ではなく、全波整流の「HS52形」を採用しています。
 ◆車体ステンレス板継ぎ目
通常編成の車体裾
H27・H28編成の車体裾
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、車体裾に通常編成には存在しないステンレスの継ぎ目があります。
 ◆妻面のビート
通常編成の妻面
H27・H28編成の妻面
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、通常編成に比べて妻面のビートが短くなっています。
 このほか、妻面のビートと銘板の位置関係にも差異がありますが、転落防止幌で殆ど隠れてしまっているため省略します。
 ◆乗務員室仕切り窓
通常編成の仕切り窓
H27・H28編成の仕切り窓
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、乗務員室仕切りの窓ガラスが1枚になっています。
 横浜線の通常編成では窓ガラスが1枚乗務員室側に追加で固定されており、2層構造になっています。
 ◆送風口まわりの材質
通常編成の送風口
H27・H28編成の送風口
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、車内空調設備の送風口が金属製となっています。(ステンレスかアルミと考えられます)
 通常編成については、塗装された部品(もしくはプラスチック?)が使用されています。
 ◆通風口シール
通常編成の通風口
H27・H28編成の通風口
 H27編成同様、通常編成にみられる「開」ではなく、「外気取り入れ」と書かれたシールが通風口に貼られています。
 ◆荷物棚の形状
通常編成の荷物棚
H27・H28編成の荷物棚
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、荷物棚を金網式としています。
 横浜線の通常編成ではパイプ式を採用しており、壁に取り付けられた金具も廃止されました。
 ◆つり革
通常編成のつり革
H27・H28編成のつり革
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、つり革に広告設置用のプラスチック製の箱が付けられています。
 ◆側面窓の窓枠
一般的な窓回り(外側/内側)
H27・H28・H1〜H7編成の窓回り
 H27・H28編成および横浜線の初期投入車(H1〜H7)編成は、客室窓の外側に取っ手がありません。
 また、内側の窓枠についても上部の形状に若干の違いがあります。
 ◆銘板のデザイン
一般的な製造銘板(川崎重工)
H28編成の製造銘板(川崎重工)
 川崎重工の銘板には主に3つの種類があり、横浜線205系では写真左のタイプが一般的です。(昭和末期タイプ)

>青色銘板(昭和末頃):H27・H28編成
>茶色銘板(昭和末期):H16編成までの川重製造車
>シール銘板(平成以降):H17編成以降の川重製造車
 ◆非常通報釦
通常編成の非常通報釦
H27・H28編成の非常通報釦
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、非常通報釦および関連の部品が壁に埋め込まれています。
 通常編成については、写真の通りユニット化された部品を取り付ける形を採用しています。
 ◆側灯点検蓋の形状
通常編成の側灯点検蓋
H27・H28編成の側灯点検蓋
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、側灯点検蓋全てが据え付けとなっています。
 通常編成については、写真の通りRに沿った形で飛び出ることもなく綺麗にまとめられています。
 ◆座席袖仕切りの形状
通常編成の座席袖仕切り
H27・H28編成の座席袖仕切り
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、座席袖仕切りに通常編成では見られない凹凸があります。
 また、H28編成が転入する際にプラスチック板による座席袖仕切りが引き継がれ、後に全編成へ普及しました。
 ◆床材接合部と乗降口滑り止め
通常編成の床まわり
H27・H28編成の床まわり
 H27編成同様、山手線投入グループの初期車であるH28編成は、通常編成に比べて滑り止めの面積が大きくなっています。

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